不動産売却の即時買取とは？メリット・デメリットや向いている方の特徴について解説

土地や建物を売却する際に「どの方法で売ろうか…？」とお考えになる方も多いのではないでしょうか。
不動産の売却方法として挙げられるのは、仲介と買取の2種類です。
そのなかでも買取には即時買取と買取保証、2つの種類があり、それぞれメリットや向いている方が異なります。
今回は即時買取とはなにか、メリットやデメリット、向いている方の特徴について解説します。
明石市、神戸市、加古郡、加古川市、高砂市、姫路市、小野市、三木市、西宮市、尼崎市、兵庫県全般で土地や建物を売ろうとお考えの方は、ぜひ参考になさってください。

不動産売却における即時買取とは？

まずは、即時買取とはなにか、特徴について解説します。

即時買取とは？

即時買取とは、仲介と比べてすぐに売却が成立する売り方です。
価格の交渉が済み次第、不動産会社が買取の手続きをおこないます。
そもそも買取とは、不動産会社が買主となり、土地や建物の売買をおこなう方法です。
仲介とは違い、買主を探す手間がないため、スムーズな売却が見込めます。
仲介の場合、売りに出してから成約に至るまで、3か月～半年ほどかかるのが一般的です。
不動産の立地や条件、そのときの社会情勢や需要の有無などによっては、それ以上かかることもあります。
しかし、買取の取引相手は個人ではなく不動産会社となるため、査定から引き渡しまでをスピーディーにおこなうことが可能です。

買取保証との違いとは？

買取保証とは、一定の期間だけ仲介で売りに出し、成約に至らなかった場合に買取で売る方法です。
仲介と買取のいいとこどりをしたような仕組みで「売却できなかった…」という心配もありません。
もし仲介で売りに出しているあいだに買主が見つかれば、相場に近い価格で売ることができます。
買取になった場合でも、あらかじめ話し合いで決めた金額で、買取することが可能です。
ただし、買取になった場合、相場より低い価格で売ることになります。
また、不動産会社や契約条件によっては買取保証が付けられないケースがあることにも注意が必要です。
どちらにもメリットとデメリットがあるので、売却の目的や期間などに応じて選択することが大切といえます。

▼この記事も読まれています
不動産を買取で売却する際の流れを3つのステップにわけて解説

不動産売却で即時買取を選ぶメリットとデメリット

続いて、即時買取のメリットとデメリットについて解説します。

メリット1：すぐに売却できる

メリットとしてまず挙げられるのが、すぐに売却できることです。
先述のとおり、仲介とは違い買主を探す手間がないため、時間をかけずに売ることができます。
仲介では売りに出してから成約に至るまで、3か月～半年ほどかかるのが一般的なのに対し、即時買取の場合は3日～1週間が目安です。
さらに、仲介では販売活動をおこなったとしても、買主が見つからなければ売ることができません。
必ずしも売却できる保証がないので、なかなか売れずに困ってしまうこともあるでしょう。
その反面、即時買取ならスピーディーに現金化できます。
「まとまったお金が必要になった…」「とにかく早く売ることを最優先したい！」というときは、仲介ではなく買取を選ぶのがおすすめです。

メリット2：仲介手数料がかからない

仲介手数料がかからないことも、メリットの一つです。
仲介手数料とは、不動産会社に支払う報酬のことで、取引価格に応じた金額を支払うことになります。
たとえば物件価格が2,500万円の場合、仲介手数料の金額は下記のとおりです。
取引価格（2,500万円）×3％+6万円=81万円
仲介手数料は、土地や建物を売る際にかかる大きなコストとなります。
即時買取なら仲介で売るわけではないので、仲介手数料不要で取引することが可能です。

メリット3：販売活動をおこなわなくて済む

メリットとして、販売活動をおこなわなくて済むことも挙げられます。
先述のとおり、買取は仲介とは違い、買主を探したり販売活動をおこなったりする必要がありません。
買主は不動産会社となるので、直接売買契約を締結することになります。
仲介の場合、下記の流れで引き渡しまでをおこなうのが一般的です。

• ●査定
• ●媒介契約の締結
• ●販売活動
• ●売買契約の締結
• ●決済と引き渡し

このように、さまざまな手順を踏んで引き渡しに至ることになります。
その反面、即時買取は査定後、金額に納得できればすぐに売買契約の締結と引き渡しをおこなうのが一般的な流れです。

デメリット：相場より安く売ることになる

デメリットは、相場より安く売ることになる点です。
不動産会社は土地や建物を買取したあと、リフォームやリノベーションなどをおこなったうえで再販します。
再販で多くの利益を得るためには、仕入れ価格をできるだけ抑えなくてはなりません。
そのため、仲介で売る場合より5割～8割ほど安く取引されるのが一般的です。
さらに、下記のような条件の場合、さらに価格が下がる恐れがあります。

• ●変形地や狭小地
• ●最寄り駅から遠く利便性が悪い
• ●築年数が古く老朽化が進んでいる
• ●瑕疵（雨漏りやシロアリ被害、過去に事件があった物件など）がある

人気のない不動産は、買取でも売却が難しくなる可能性が高いです。

▼この記事も読まれています
不動産買取でよくあるトラブルとは？解決策と相談先もご紹介

不動産売却で即時買取に向いている方の特徴

最後に、不動産売却で即時買取に向いている方の特徴について解説します。

向いているケース1：スピード感を重視する方

向いているケースとしてまず挙げられるのが、スピード感を重視する方です。
先述のとおり、買取は仲介とは違い、買主を探す手間がないため、スピーディーに現金化することができます。
そのため、早く売りたい事情がある場合に適した売却方法です。

向いているケース2：転職により収入が下がってしまった場合

転職により収入が下がってしまった場合も、向いているケースの一つです。
住宅ローンの返済中に、何らかの事情によって返済ができなくなることがあります。
仲介の場合は、いつ売れるのかわからず、引っ越しもできない状況になりかねません。
新しい住まいに移るための時間を短縮したい場合は、即時買取がおすすめといえるでしょう。

向いているケース3：離婚にともなう売却の場合

向いているケースとして、離婚にともなう売却も挙げられます。
結婚をきっかけにマイホームを購入したものの、離婚にともない手放すケースも少なくありません。
夫か妻、どちらかが住み続けることも選択肢の一つです。
しかし、4LDKや3LDKなど、ファミリー向けの間取りとなっている場合、1人で暮らすには広すぎるでしょう。
離婚と同時に手放し、気持ちよく新しいスタート切るという意味でも、即時買取は適しています。
財産分与においても不動産は平等にわけにくくなるので、現金化してから分与するのがおすすめです。

▼この記事も読まれています
空き家買取の流れとは？メリット・デメリットも解説

まとめ

不動産売却における買取には即時買取と買取保証の2種類があり、即時買取とは、査定額に納得できたらすぐに売却できる方法です。
スピーディーに現金化できることや、仲介手数料が不要になることなどがメリットですが、相場より安く売ることになるなどのデメリットもあります。
早く売りたい方や、転職による収入減で住宅ローンの返済が難しくなった場合、離婚にともなう売却の場合などは即時買取が適しています。
明石市を中心に神戸市・加古川市の不動産買取ならLANSEEDがサポートいたします。
売却や不動産相続、空き家など幅広い分野でお客様への提案が可能です。
気になる方はぜひ一度お問い合わせください。